KONDO WOMENS HOSPITAL
妊娠を希望する女性は 先天性異常の予防に 積極的に葉酸を摂取する必要は 以前より言われていましたが、
ビタミンB12の摂取も同様に大切なようです。
アイルランドのトリニティ大学のアン・モロイ (Anne M. Molloy PhD) 氏らが Pediatrics 誌3月号に発表しました。
妊娠可能な女性はビタミンB12 のレベルに注意!!
妊娠の可能性のある女性は、計画の有無に関係なく葉酸に加えてビタミンB12 をしっかり摂取しましょう。もし妊娠した場合に、赤ちゃんの脳の奇形を防ぎます。
妊娠をする前後の期間に血液中のビタミンB12 レベルが低かった女性から生まれた子どもは、神経管欠損のリスクが増加します。
最も低いビタミンB12 レベルの女性は、最も高いレベルの女性と比べて、子どもに神経管欠損があらわれるリスクが 5倍に増加することがわかりました。
ビタミンB12 の吸収を妨害する腸の異常を持っている女性と、肉や動物性食物をあまり食べない女性は、血液中のビタミンB12のレベルが低くなる危険性があります。
神経管欠損は、脳と脊椎におきる奇形です。 1 つのタイプはの二分脊椎で、部分的なまひを引き起こす場合があります。もう 1 つのタイプの脳組織が発達しない無脳症は致死的です。
すでに、妊娠の前後の数週間に葉酸を摂ることが、子どもの神経管欠損の発生リスクを低下させることが知られています。妊娠直前から妊娠初期の 3 カ月の間に女性が葉酸を摂取すると、神経管異常のリスクを最大 70 パーセントまで減らすことができるといわれます。新しい研究は、葉酸に加えてビタミンB12 も不足しないように注意するべきであると示唆しています。
ビタミンB12 は、神経系の機能と赤血球の生産に不可欠です。この研究結果は、血液中のビタミンB12 のレベルが低い女性は、自身の健康上の問題だけではなく、生まれる子どもが重大な奇形をもつ確率を高めることを示します。
今回の研究を行うのにあたって、研究者は、 1983〜90 年に妊娠初期の女性から血液サンプルを集めました。研究者によれば、この時期のアイルランドの女性でサプリメントを使用しているのは稀です。
研究者は、女性を 3グループに分類しました。最初のグループは、血液を採取したときに、神経管欠損を持つ子どもを妊娠していた 95 人の女性です。2番目のグループは、以前、神経管欠損をもつ子どもを産みましたが、現在の妊娠では問題のない 107 人の女性です。3番目のグループは、血液サンプルを入手したとき、神経管欠損を持つ子どもを妊娠していましたが、最初のグループと異なった研究に登録している、76 人の女性です。
研究者は、これらの女性の血液サンプルを使用してビタミン B12と葉酸の濃度を測定して、神経管欠損ではない正常な子どもを妊娠している女性のものと比較しました。
葉酸の低レベルは神経管欠損のリスク要因であるので、研究者は、ビタミンB12 レベルの効果を評価するにあって、葉酸の影響を受けないように工夫しました。
3グループの全てで、ビタミンB12 のレベルの低い (妊娠前に 250 ng/L未満) 女性は、より高い女性と比べて、神経管欠損の発生リスクが 2. 5 〜 3 倍に増加しました。
さらにビタミンB12 が欠乏レベル( 0 〜 149 ng/L )の女性は、神経管欠損の発生が 5 倍の増加しました。
◎ビタミンB12 と葉酸が、胎児の神経管の形成に対してどのように相互作用するかはまだわかっていないと、研究者は述べています。これらの 2つのビタミンは、共同でいくつかの主な生化学的反応と DNA 合成にかかわります。これらの過程のどこかで、ビタミンB12 か葉酸のどちらかの不足が、神経管欠損のリスクを増加させるかもしれません。
◎今回の結果は別の研究で確認される必要がありますが、女性は妊娠の前にビタミンB12 のレベルが 300 ng/L を超すようにするべきでしょう、と研究者は述べています。
ビタミンB12 は主に動物性食品から摂取されるので、ベジタリアンの女性、特に厳格な絶対菜食主義者の食事を固守している女性は、危険なビタミンB12 欠乏状態になっているかもしれません。
妊娠可能年齢のすべての女性は、毎日、葉酸を通常の 400 マイクログラム摂取することが望ましいとされています。この量は、女性が意図しない妊娠をした場合にも身体にこのビタミンが適切なレベルで蓄えられているのを保証します。
多くの女性が自分の妊娠に気づく前の、受胎後の最初の 28 日間という、妊娠の非常に早い時期に、脳と脊柱の形成における危機的状況は起こります。
このため、葉酸のサプリメントを摂取し始めるのを、妊娠しているとわかるまで待っていては、通常、遅過ぎます。
今回の研究結果から、妊娠可能年齢のすべての女性は、妊娠を計画しているか否かに関係なく、葉酸に加えて推奨量のビタミンB12 を摂取するのは賢明でしょう、と研究者は述べています。
ビタミンB12 の日本人の 1 日あたりの栄養素食事摂取推奨量は 2.4 マイクログラムです。通常は、動物性食物をしっかり摂取していれば不足することはないといわれます。レバーや魚介類、チーズ、肉、卵に多く含まれています。
貧血の改善にも 鉄と葉酸と共にビタミンB12 は大切な役割をしています。 妊娠可能は女性はビタミンB12 の摂取にも気をつけましょうネ(^_^)
Posted at April 18, 2009 10:50 PM
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Commented by Nibbles at April 20, 2009 10:37 AM
いろいろ科学が進歩すると発見がたくさんあるんですね~(@o@) BABYのためなら母は必死です(-_-;)
先生も、いつもながら、とってもお忙しいようで、お身体にお気をつけ下さい☆
Commented by in★cho at April 21, 2009 10:59 PM
>Nibblesさん ホントに毎日いろいろな発見があり、それにあわせて変わらなきゃいけない事もありますがそれとは相反して変わってはいけないものや、こともありますよね!
Commented by haru at April 27, 2009 09:07 PM
お久しぶりです。先生のブログが更新されて嬉しいです^_^
もう数年前の話ですが…ビタミンB12が足りなかったのかなって;_; 当時から話題になっていた葉酸は気をつけてたし。
ちょっぴりテンション下がったところで、早速ほめられサロン行ってきました~♪ いやァ気持ちいい^0^v
夫にもこれくらいほめてもらいたいもんです#^_^#
Commented by in★cho at April 28, 2009 11:34 PM
>haruさん こんばんは!ひさしぶりです。お元気ですか?日々いろいろあって大変なこともあるとは思いますが、これからいっぱい楽しいこともありますよ(^_^)一丁、僕もほめてあげますね『haruさん優し〜チョー素敵!!!』
Commented by haru at April 29, 2009 09:42 PM
先生からお褒めの言葉をいただき感激でございます。
先生は世界一、宇宙一!!女性に心配り、心遣いが出来るお医者様だと思います#^_^#
Commented by in★cho at May 5, 2009 03:58 PM
>haruさん お褒めかえしありがとうございます。『それほどでもないっすよ〜』(^_^)v
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コメント
妊娠可能な女性はビタミンB12 のレベルにも注意!
妊娠を希望する女性は
先天性異常の予防に
積極的に葉酸を摂取する必要は
以前より言われていましたが、
ビタミンB12の摂取も同様に大切なようです。
アイルランドのトリニティ大学のアン・モロイ (Anne M. Molloy PhD) 氏らが Pediatrics 誌3月号に発表しました。
妊娠可能な女性はビタミンB12 のレベルに注意!!
妊娠の可能性のある女性は、計画の有無に関係なく葉酸に加えてビタミンB12 をしっかり摂取しましょう。もし妊娠した場合に、赤ちゃんの脳の奇形を防ぎます。
妊娠をする前後の期間に血液中のビタミンB12 レベルが低かった女性から生まれた子どもは、神経管欠損のリスクが増加します。
最も低いビタミンB12 レベルの女性は、最も高いレベルの女性と比べて、子どもに神経管欠損があらわれるリスクが 5倍に増加することがわかりました。
ビタミンB12 の吸収を妨害する腸の異常を持っている女性と、肉や動物性食物をあまり食べない女性は、血液中のビタミンB12のレベルが低くなる危険性があります。
神経管欠損は、脳と脊椎におきる奇形です。 1 つのタイプはの二分脊椎で、部分的なまひを引き起こす場合があります。もう 1 つのタイプの脳組織が発達しない無脳症は致死的です。
すでに、妊娠の前後の数週間に葉酸を摂ることが、子どもの神経管欠損の発生リスクを低下させることが知られています。妊娠直前から妊娠初期の 3 カ月の間に女性が葉酸を摂取すると、神経管異常のリスクを最大 70 パーセントまで減らすことができるといわれます。新しい研究は、葉酸に加えてビタミンB12 も不足しないように注意するべきであると示唆しています。
ビタミンB12 は、神経系の機能と赤血球の生産に不可欠です。この研究結果は、血液中のビタミンB12 のレベルが低い女性は、自身の健康上の問題だけではなく、生まれる子どもが重大な奇形をもつ確率を高めることを示します。
今回の研究を行うのにあたって、研究者は、 1983〜90 年に妊娠初期の女性から血液サンプルを集めました。研究者によれば、この時期のアイルランドの女性でサプリメントを使用しているのは稀です。
研究者は、女性を 3グループに分類しました。最初のグループは、血液を採取したときに、神経管欠損を持つ子どもを妊娠していた 95 人の女性です。2番目のグループは、以前、神経管欠損をもつ子どもを産みましたが、現在の妊娠では問題のない 107 人の女性です。3番目のグループは、血液サンプルを入手したとき、神経管欠損を持つ子どもを妊娠していましたが、最初のグループと異なった研究に登録している、76 人の女性です。
研究者は、これらの女性の血液サンプルを使用してビタミン B12と葉酸の濃度を測定して、神経管欠損ではない正常な子どもを妊娠している女性のものと比較しました。
葉酸の低レベルは神経管欠損のリスク要因であるので、研究者は、ビタミンB12 レベルの効果を評価するにあって、葉酸の影響を受けないように工夫しました。
3グループの全てで、ビタミンB12 のレベルの低い (妊娠前に 250 ng/L未満) 女性は、より高い女性と比べて、神経管欠損の発生リスクが 2. 5 〜 3 倍に増加しました。
さらにビタミンB12 が欠乏レベル( 0 〜 149 ng/L )の女性は、神経管欠損の発生が 5 倍の増加しました。
◎ビタミンB12 と葉酸が、胎児の神経管の形成に対してどのように相互作用するかはまだわかっていないと、研究者は述べています。これらの 2つのビタミンは、共同でいくつかの主な生化学的反応と DNA 合成にかかわります。これらの過程のどこかで、ビタミンB12 か葉酸のどちらかの不足が、神経管欠損のリスクを増加させるかもしれません。
◎今回の結果は別の研究で確認される必要がありますが、女性は妊娠の前にビタミンB12 のレベルが 300 ng/L を超すようにするべきでしょう、と研究者は述べています。
ビタミンB12 は主に動物性食品から摂取されるので、ベジタリアンの女性、特に厳格な絶対菜食主義者の食事を固守している女性は、危険なビタミンB12 欠乏状態になっているかもしれません。
妊娠可能年齢のすべての女性は、毎日、葉酸を通常の 400 マイクログラム摂取することが望ましいとされています。この量は、女性が意図しない妊娠をした場合にも身体にこのビタミンが適切なレベルで蓄えられているのを保証します。
多くの女性が自分の妊娠に気づく前の、受胎後の最初の 28 日間という、妊娠の非常に早い時期に、脳と脊柱の形成における危機的状況は起こります。
このため、葉酸のサプリメントを摂取し始めるのを、妊娠しているとわかるまで待っていては、通常、遅過ぎます。
今回の研究結果から、妊娠可能年齢のすべての女性は、妊娠を計画しているか否かに関係なく、葉酸に加えて推奨量のビタミンB12 を摂取するのは賢明でしょう、と研究者は述べています。
ビタミンB12 の日本人の 1 日あたりの栄養素食事摂取推奨量は 2.4 マイクログラムです。通常は、動物性食物をしっかり摂取していれば不足することはないといわれます。レバーや魚介類、チーズ、肉、卵に多く含まれています。
貧血の改善にも
鉄と葉酸と共にビタミンB12 は大切な役割をしています。
妊娠可能は女性はビタミンB12 の摂取にも気をつけましょうネ(^_^)